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スポーツパフォーマンス向上

はじめに

スポーツパフォーマンスの向上には、
・イメージ通り再現出来る能力
・相手(味方)の変化に気づく能力
・相手(味方)の変化に反応する能力
などが必要です。これらの能力は脳機能の問題です。

スポーツ技能の向上は監督やコーチの役割ですが、脳機能やフィジカルの分野は当院にご相談ください。

フィジカルの向上

スポーツパフォーマンスは、図のように形成されます。土台がしっかりしている程、上に積み上がっていくイメージです。
ですので、フィジカル部分をいかに発達させていくかが、スポーツ技能(スキル)の習得に大きく関わっています。

フィジカルの向上は筋力UPだけではなく、
・筋出力の向上
・反応速度の向上
・反応持続時間の向上
など、身体の機能的な向上を指しています。​

身体をコントロールしているのは神経です。つまり“今”出来る動作は、“今”つながっている神経回路によって筋肉が反応した動作です。
ですので、今できる動作を反復した所で、使っていない神経回路が開発されるわけではありません。(多少影響はあります)

使われてない神経回路を開発することによって、出来なかったことが出来る様になり、身体全体のコントロールに影響を与えパフォーマンスが向上するのです。

「歩き方」を例にしても、人ぞれぞれ違います。
「歩く」という行為は「身体の前進」です。しかし、前進させる時に使っている神経が違えば、使う筋肉が変わり、歩き方が変わってしまいます。
「ガニ股」で歩く人が、毎日10キロ歩いたとしても、モデルのようなスマートな歩き方にはならないです。
そもそも、機能的な問題があるから「ガニ股」になるので、その問題を抱えたまま過度な負担(10キロ歩く)を続けると故障します。
このようにパフォーマンスが良い人と悪い人では、使っている神経が違います。

同じ種目のスポーツだけをやり続けると、やがて停滞します。トップアスリートが色々なスポーツを楽しむのは、普段使っていない神経に負荷をかけて、フィジカル機能を向上させる為でもあります。

したがって、まずは使えていない神経回路を発達させて、しっかりとフィジカルの土台を作ることが大切です。

バランス感覚

3つの神経路

安定して力を発揮するためには、
<出力している側>

<その出力を支えている側>
の両方の機能が必要です

例えば、
「右足でボールを蹴る」
この時、反対側の左足は
「片足立ちで体を安定させる」
「ボールを蹴り易い場所に着地する」
という二つのことを行なっています。ボールを蹴るのは右足ですが、その動作を支えているのは左足です。

このように「身体を安定」させたり「蹴りやすい位置に足を置く動作」は、
・体の平衡を保つ能力
・姿勢の保持、歩行時の筋緊張を保つ能力
・円滑かつ正確な運動が出来る様に調整する能力
など様々な能力が関わっています。

これらはスポーツ技能の問題だけではなく、下記のような脳機能の問題でもあります。
・眼球と首の反射
・筋肉や関節からの情報の正確さ
・運動した時のフィードバックを調整する正確さ

スポーツの技能は、このように脳の基礎的な機能を、応用させたものです。

体幹について

「背骨の医学」より抜粋

「体幹」もスポーツパフォーマンスに大きく影響します。ここは筋トレで鍛えられる方もいますが、脳機能の向上が必要な方もいます。

体幹トレーニングの多くは、もともと体幹の神経が発達している人ならば、そのトレーニングでも効果が発揮されます。

しかし、「効かせられない」人もいます。
体幹に効かせることなく、ただの腹筋運動になってしまう方。
このような方は、深層をつなぐ神経回路を開発しなくてはなりません。

上述したように「使っている神経」を反復しても、「使っていない神経」が発達する訳ではないからです。

深層の筋肉は背骨に近い筋肉という意味なので、表面からは見えません。
体表に浮かび上がる、ムキムキの筋肉は表層の筋肉です。この表層の筋肉は意識して動かすことが出来るので「効かせる」ことも容易です。

しかし深層の筋肉は、動作時に表層の筋肉と同時に動く為、深層の筋肉だけを「効かせる」のは難しいです。
さらに、表層の筋肉を鍛えている人ほど、その表層に繋がる神経回路が発達してしまう為、深層に効かせづらくなってしまいます。

これが、「筋トレしすぎるとパフォーマンスが落ちる」という所以です。
「見せかけの筋肉」と呼ばれるのも、このように表層だけが発達している状態です。この場合、(ベンチの上などで)身体が安定していれば、強い出力は出せます。
しかし、スポーツ中は絶えず動いているので、身体が安定しません。なので強い出力が出せないのです。
深層の筋肉は背骨に近い所にあるので、身体(体幹)の安定性に寄与します。したがって、スポーツ中動いていても、身体が安定させることが出来るので、表層の筋肉の出力を十分に引き出せるのです。

同様の理由から筋トレで怪我する人も、この深層が機能せず体幹が不安定な状態で、高出力を出すから怪我に繋がるのです。
また、運動をやめた途端に不調がどんどん出てくる人も、深層が機能していない人です。
表層の筋肉が発達していた為、深層で動かすはずの背骨の動きを代償していたのです。しかし、表層の筋肉は刺激が足りないとやがて無くなります。すると、代償動作も出来なくなり故障を起こすのです。

このように体幹の強化は、脳機能の改善が必要な方もいます。

メンタル(フローについて)

自分の能力を発揮できる状態にするためには、精神状態の安定も必要です。

「フロー」「ピークエンド」「ゾーン」など共通する感覚としては、身体と心の一致「心身一如」の状態です。
この状態に入る条件の一つとして「無意識」と「意識」の一致があります。

例えば、スポーツでは、自分が出したいパフォーマンスを思い描くことから始まります、この段階では頭の中「意識」して、身体がイメージ通りに動くように反復します。これが「意識」から「無意識」に落とし込む過程です。頭の中で言語化し「意識」しなくても、身体が「無意識」に反応するレベルとなります。

「無意識」と身体が相関しているレベルが「心身一如」つまり「フロー」「ゾーン」という状態です。「無意識」でいる時に「意識」に呼び戻される(雑念が入る)時があります。これがあると「フロー」「ゾーン」から抜け出てしまいます。つまり「無意識」と「意識」が乖離することで、身体と心のつながりが一致しなくなるのです。

例えば、「勝たなければいけない」などの意識が働く
この場合無意識では、どのような思いがあるかと言うと、「負けたくない」があるとします。
さらに、「負けたくない」の奥には「失敗が怖い」
さらに、「失敗が怖い」の奥には「自分の存在価値の否定」
さらに・・・・など、人それぞれ、奥の奥にある何かの感情が、自分の身体を緊張させていることがあります。

「無意識」とは自分の本音の部分なので、自分の「意識」では分かっているようで、わからない部分なのです。
「意識」で「大丈夫」「勝てる」「落ち着いている」という自己暗示も有効かもしれませんが、本音の「無意識」の部分が、全く違う感情を抱いていると、やはり「意識」は「無意識」の影響を受けるので、自己暗示の効力は「無意識」と一致しているかが鍵となります。

このような理由から、自己暗示やアフォメーションなどが有効な人と、あまり効力がない人がいるのです。本質的な問題は「無意識(本音)」を知ることです。

「無意識」はただ、自分の本音でしかないのですから、自己暗示のように言い聞かせる必要もないし無理やり掻き消すものではないです。

その「無意識」である本音は、ただ「そういう自分がいる」というだけです。
当院が行う施術はこの「無意識」が何か身体の反応を観ることです。
(*キーワードを観るので、内容そのものを私に言う必要はありません。)

スポーツに限らず、仕事や勉強でも同じです。「集中」から冷めてしまうのは「雑念」です。なぜ雑念が生まれるか?という一番奥の「無意識」の本音の自分が、現状に違和感をもっているのです。その違和感のために「何か違うことをしたい衝動」「何とかしなければという焦燥」「何かわからない不安」となり、色々な「雑念」に振り回されるのです。

練習不足・勉強不足の場合もありますが、そうではなく「無意識」と「意識」の統一感が無いために、パフォーマンスを妨げている場合があります。

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