最良の状態<後編>=自律神経は何に反応しているか?=「無意識のストレス」 〜自律神経系の調整〜|宇都宮市 整骨院・整体院 来恩Lion

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最良の状態<後編>=自律神経は何に反応しているか?=「無意識のストレス」 〜自律神経系の調整〜

最良の状態<後編>=自律神経は何に反応しているか?=「無意識のストレス」 〜自律神経系の調整〜

目次

はじめに

1、自律神経は「調整」をする

2、自律神経の乱れが起こす不調

3、なぜ「不具合」な状態に調整してしまうのか

4、まとめ

 

はじめに

当院の治療法は「身体の矯正」と「自律神経系の調整」の二つあります。

身体と心は相関します。そのため、両方からアプローチする施術体制を整えております。「身体」からのアプローチは、前回のブログをご覧ください。

今回は、自律神経の話をしたいと思います。

自律神経の働きを簡単に言うと、身体があらゆるストレスに対応出来るように各器官を調整しています。

人はだれでも病気など体調不良を起こしてしまいますが、そこから回復出来るのは自律神経が正常(健康)な状態に戻るように調節してくれているからです。

そんな自律神経がうまく働かなくなってしまうことにより、体調が改善しないことがあります。それは「無意識のストレス」が原因で起こるものもあります。

 

1、自律神経は「調整」をする

自律神経の説明は、多くの情報が検索出来ますのでそちらを参照願います。

ここでは、自律神経がそもそも何をする神経なのかについて簡単にご説明します。

神経には、自律神経の他、運動神経や感覚神経など様々な神経があります。それらの神経は、生き残るために固有の役割が与えられています。

運動神経・・・身体を動かす

感覚神経・・・身体に及ぼす危険を察知する

自律神経・・・身体の機能を調節する

このように役割があり、自律神経はストレスに対応出来るように、身体の各器官を調整します。

人は生存していく中で、様々なストレスにさらされます。気温や気圧、そして外敵などもストレスです。その外敵の中には細菌やウイルス、そして(簡単に言うと)嫌なことも含まれます。また、「敵」という概念には当てはまりませんが、「祭り事」など興奮を惹起するものも一種のストレスです。身体に何らかの作用を及ぼすものをストレスと呼びます。

それらのストレスにさらされた時に、身体の各器官がそのストレスに順応すべく、筋肉・臓器の働きを調整してくれます。

神経の目的は生き残り戦略ですが、例えば、恐怖など身の危険を感じた時に、「闘争・逃走」という判断をします。この時、自律神経は交感神経に切り替わります。つまり、「闘争・逃走」という対応が出来るように身体の機能を調節します。すると、心臓はドキドキと拍動し筋肉が緊張し、皮膚や筋肉が怪我しても出血が抑えらるよう毛細血管は収縮します。

それが「無意識」に残り続けたことで自律神経が反応し、「闘争・逃走」に対応出来るよう緊張状態を続ける。つまり、

・力が抜けない・リラックス出来ないなどの症状

につながります。「マッサージすると一時的に楽にはなるが、また凝ってくる」という状態は、「無意識下」で交感神経が反応しているのです。

また、もう一つの生き残り戦略は「死んだふり」です。

捕食動物は狩をする為、動体視力が発達しています。その代わり静止視力はあまり発達していないそうです。捕食動物を前にした時、被捕食者は「死んだふり」をする。つまり動かないことで、静止視力の弱い捕食動物から身を隠す戦略をとる動物がいます。

これは人間でいう「忘却」に当たります。人は自分の心が傷つく記憶、整理できなかった記憶は忘却することで、精神の崩壊を免れようとします。これがトラウマのメカニズムで、副交感神経が作用します。忘れることで、高ぶる感情を止めるのです。それが「無意識」に残り続け自律神経が反応し、

・無感動・無気力となり身体のだるさのような症状

として感じることもあります。

例えば、交通事故や大きな怪我など、事故の「直前」「瞬間」「直後」、そして病院での事など、覚えていないことがあります。

このようなこと以外にも、幼少期・少年期などの一定期間の記憶の一部喪失などもこのような症状に該当することがあります。

*施術では、このトラウマを探すわけではありません。「無意識」に反応してしまう「自分のルール」を探します。つらい記憶が蘇るなどではありません。心理療法ではありません。

 

2、自律神経の乱れが起こす不調

ストレスに順応するよう身体を調整するのが自律神経ですので、「無意識」にストレスを感じ続けていると、それに自律神経が反応し続けます。

交感神経と副交換神経がうまく入れ替わっていない状態が長く続くと、緊張が続き筋肉・臓器が休めていない状態になったり、ずっと休眠状態を続けることにもなります。これが、病気の始まりです。

ちなみに、猫背やガニ股の人は、その状態が本人にとって自然な状態であると運動神経が覚えてしまったのです。

このように、神経は常に好ましい状態に作動するわけではないのです。ちなみに「脳」は神経のかたまりです。今まで学校などで何回もテスト勉強されてきたでしょうが、その結果を見てもやはり間違って覚えてしまうという事は良く起こることなのです。

もちろん、神経の性質はそれぞれ違うので安易に比較することはできませんが、自律神経の不調というのは、「不具合な状態に自己調整している」とも言えるのです。

 

3、なぜ「不具合」な状態に調整してしまうのか

無意識につくっている「自分のルール」が自分を苦しめている場合があります。

体型(スタイル)の例を挙げてみます。ほとんどの人は「意識上」は不満や願望はあるかと思いますが、「無意識上」は特段の不満もない状態が今の状態なのです。

どう言うことかと言うと、「もう少し痩せたい」「もっとマッチョになりたい」と思ってはいるかもしれませんが、それを実現するためにかかるコスト(時間・労力など)を払うほど「無意識」では必要を感じてないのです。つまり今の体型が「丁度よし」と無意識に設定しているのです。したがって、2~3日少々食事を減らしたり、筋トレしても、やがて設定されている元の体型に戻ろうとするのです。

ライザップが成功するのも、コストを払ってでも体型を変えるという「無意識」と「意識」の一致があるから変わるのです。

勉強でも仕事でも一緒で、皆様が経験されてきた通り、ポーズよりも心の底の方が及ぼす影響が強いのです。

不調や不具合も「自分のルール」に縛られていることがあります。

例えば、

「家族は仲良くなければならない」

という、「自分のルール」を持っている人がいます。もちろん家族だけではなく、誰とでも仲良くなることは大切なことです。人と深く交わろうとするほど、軋轢もありますが何にも変え難い人間的な成長や喜びなどいろんなものを与えてくれます。

つまり「家族と仲良く」それ自体は、全く問題がありません。

しかし、「仲良く」とは「〇〇であるべきだ」というルールを決めつけていると問題です。

「親子なんだから、子供が夜泣きを続けていても笑顔で抱きしめるべき」

「親子なんだから、親を介護してあげるべき」

など、このように無意識に自分でルールをつくっていることがあります。もちろんこれ自体に良いも悪いもありません。むしろ「親らしさ」「子供らしさ」として世間的には好まれるルールでしょう。

しかし、身体が悲鳴を上げても、そのルールに縛られている人がいます。

そして「自分のルール」を、自分が守れなくなると、自己否定感に苛まれるのです。

また「自分のルール」を守れない相手(この場合は親や兄妹、夫、妻)に対し、怒りや不満などを感じるのです。

「親子」という状態は変わらないのですが、どのように自分のルールを作っているかで、そこから生まれる感情が変わり、自律神経が(闘争・逃走・忘却)という行動をとるべく身体を調整しているのです。それが無意識のストレスから起こる自律神経の不調です。

ストレスと感じている人や出来事は、本来は悪者でも何でも無いです。ストレスは「身体に何らかの作用を及ぼしている」状態というだけです。それにどう反応するかが問題なのです。どんな人間関係であれ、どんな境遇であれ、ストレスは発生します。そのストレスに対して「自分のルール」がどのように設定され、どのように意味づけするかは自分次第なのです。

それによって、同じ環境・同じストレスを抱えているように見えても、「不調になる人とならない人」の差になるのです。

施術で、無意識に作られた「自分のルール」を体感してもらいます。大切なことは自分のつくったルールで自分を縛っている、つまり自己解決できない状態を作っていることに気づくことです。それが、自己解決力=自己治癒力を回復させる第一歩です。

*無意識の中身について、当院では関知しませんので、私に話す必要はありません。悩み相談やカウンセリングではありません。「キーワード」に対して身体がどのように反応しているか感じて頂きます。「なぜか緊張してしまう」「なぜか力が入らない」というご自身の状態を体感して頂くことで、自分の無意識が何に反応するのかご確認ください。

当院では自然に治る状態を阻害している「無意識のストレス」への施術をしています。

 

まとめ

・身体と心は相関する。身体は「全身矯正」、心は「無意識のストレス調整」

・自律神経は感情に反応して交感神経・副交感神経に切り替える。その感情が無意識の場合であっても、それに反応し続ける。

・人、出来事に対して起こるストレスは、それ自体がストレスではない。「自分のルール」がどのように意味づけするかで「闘争・闘争(交感神経)、忘却(副交感神経)」という自律神経の調整が起こる。

・「無意識」に作っている「自分ルール」を知る。人・出来事に対し意味づけをできるのも自分だけである。主体的な自己解決力=自己治癒力

 

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